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「少年少女 世界の名作文学」読書ノート

(バックナンバー4)

 

∞∞∞∞∞∞ 「少年少女 世界の名作文学」読書ノート ∞∞∞∞∞∞∞∞∞
     HP: http://usosakai.cool.ne.jp/mmm.html
バックナンバー: http://usosakai.cool.ne.jp/mmm00.html
       第4回配本 飛ぶ教室
                                       2003.12.28
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

 USO SAKAIです。
 通信制大学スクーリングのため、1回分お休みさせていただきました。
 その間にクリスマスも過ぎ、正月を迎えようとしています。
 本年はありがとうございました。来年もよろしくお願いします。


 ◇ ◇ 書誌的事項 ◇◇ ◇

 少年少女世界の名作文学(名作文学50巻版)32 ドイツ編6
   『飛ぶ教室』 エリヒ・ケストナー原作
           植田敏郎 訳・文
           輪島清隆 絵

 少年少女世界の名作(名作55巻版)31 ドイツ編4
   『飛ぶ教室』 エリヒ・ケストナー原作
     (図書館にはなかったため、詳細不明です。)

◇ ◇◇ ◇◇ ◇◇ ◇◇ ◇

飛ぶ教室 飛ぶ教室

著者:エーリヒ・ケストナー / 植田敏郎
出版社:国土社
本体価格:1,600円

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(今回紹介した版を訳された植田敏郎さんの訳です。)

 

  今回、『飛ぶ教室』をお送りします。
 今回のテーマは、時期柄クリスマス年末年始にかかわる本にしたいと思ってお
りました。
 クリスマスを舞台とした名作文学というと、私は真っ先に『飛ぶ教室』を思い出
します。
 あと、『若草物語』や『愛の一家』にもクリスマスのエピソードがあったように
思います。
 ディケンズの『クリスマス・カロル』やO・ヘンリーの『賢者の贈り物』も定番
で、新潮文庫は毎年この時期に「クリスマスに読む本」という帯をつけていました。

 ……そんなことを考えながら書店を歩いていると、何と「映画化」の帯をつけた
飛ぶ教室』(偕成社文庫版)が目に入ってきて驚いたものです。


飛ぶ教室
著者:エーリヒ・ケストナー / 高橋健二
出版社:偕成社
本体価格:700円

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 (これがその時の偕成社文庫版。高橋健二さんが訳されています。)

 本国ドイツでは2003年1月から7か月に渡るロングラン観客動員数180万人の話
題作がついに日本に上陸!
 ストーリー紹介を読むと原作と違うところもかなりあるようですが、あの名作が
一体どんな風に映画化されているか興味あるところです。
 公式HPはこちらです。
     http://www.mediasuits.co.jp/tobu/

 この映画化に合わせて、偕成社文庫講談社文庫講談社青い鳥文庫国土社
ら翻訳が出版されているようです。
 こういった機会で名作児童文学が再発見されるのは嬉しいことです。
 (なお、2003年5月に岩波書店から出た高橋健二訳版は既に品切れのようです。)

飛ぶ教室』については、1回しか読んだことないと思いますが、部分的に強い記
憶が残っています。
 今回改めて読み直して、覚えていた部分、忘れていた部分ともに通読し、新たな
感動・感激に浸りました。

 私がこの本に出会ったのは小学3年か4年の頃。高学年向き図書室の一角に、分
厚いシリーズが並んでいる棚がありました。

 少年少女世界名作文学全集(小学館)

 このシリーズもなかなかの傑作揃いです。文庫本より一回り大きなサイズで、
さい字で2段組でした。
 目録を見ると、56巻くらいまでありました。
 当時5という数字が好きだったので、55巻『東海道中膝栗毛』を借りて読んだこと
を思い出します。いわゆる「弥次さん北さん」の話の原作の本タイトルがこんな難し
いのだ、と思ったものです。
 あと、『愉快なタルタラン』(アルフォンス・ドーデ作)も印象に残っています。
 このシリーズで『飛ぶ教室』を読んだように思います。

 何だか面白そうなタイトルで、教室が世界各地を飛び回って生徒やら先生やらが
冒険旅行をする……というストーリーを予想していたのですが、現実の学校生活
描いた物語でした。
「飛ぶ教室」とは、作中で少年達が演じる演劇の名前なんです。
 私がこの本を持っていると、先に読んでいた子に
「飛べへんやろ」
と言われました。

 この時1回しか読んだことないのに、この作品についてはその後も部分的にずっ
と覚えていたという、非常に印象に残った作品でした。
 登場する少年達の名前も何人か覚えていました。

マルチン
 成績優秀で人望厚く、リーダー格。絵がうまい。
 クリスマスに関するエピソードは泣ける。
マチアス(マッツ)
 大食いで体力がある。実科学校との代表者同士の決闘に勝つ。
セバスチアン
 才気煥発で面白いこと、難しいことを言って相手を煙に巻く。
 実科学校との争いには軍使役を果たし、いざ戦闘となると、マルチンの名作戦を
現場指揮官として立派に成功に導く。

 この3人の名前は、ずっと覚えておりました。

ジョニー(高橋 健二訳ではヨナタンヨーニーと訳しています)
 詩・文筆の才がある。クリスマス劇「飛ぶ教室」は、彼の作品。
ウリー
 弱虫を治したいと思っている。

 彼らはキルヒベルクの学校の寄宿舎に住む4年生の仲良し5人組です。
 クリスマスを前にして帰省を心待ちにしながら、クリスマス劇「飛ぶ教室」の練
習に励んでいます。
 そのような時、普段から仲の悪い実科学校の生徒との決定的な衝突が発生、人質
を取られてしまう……。
 


飛ぶ教室 飛ぶ教室

著者:エーリヒ・ケストナー / 山口四郎
出版社:講談社
本体価格:670円

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 (講談社青い鳥文庫からも出ています。結構あなどれないラインナップです。)


飛ぶ教室 飛ぶ教室

著者:エーリヒ・ケストナー / 山口四郎
出版社:講談社
本体価格:495円

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(講談社文庫からも出ています。)

 

 少年時代の冒険が生き生きと描かれております。
 この作品、登場する子ども達もいいですが、登場する大人達もいいですね。
 謹厳でいかめしい顔をしながら面白い冗談を言うクロイツカム先生については、
変わった名前ということもあって、ずっと覚えておりました。
 しかし、むしろ重要なのは、寄宿舎の舎監のヨーハン・ベック先生ユスツス先
)と禁煙先生ですね。
 小学校時代に読んだ時、禁煙先生はほとんど印象に残らなかったのですが、今読
んでみて、非常に興味深く思いました。
 丁度ムーミンシリーズに出てくるスナフキンのようなキャラクターです。
 畑の中に、国鉄から買い取った禁煙車両を持ち込み、その中で気ままに生活する
……。
 それでも、世捨て人ではなく、子ども達とは心の底から信頼し合っている。
 現在の私にとって非常に魅力的に思える人物です。
 いやー、本というのは読む時によって感想が変わるものです。

 こういった魅力的な子ども達や大人達が繰り広げる、クリスマス前からクリスマ
スの日までのわくわくした数日間を生き生きと描いた名作です。
 彼らの活躍する物語を、もっと読みたい気がします。続編は出なかったのでしょ
うか。

 何度も書きますがこの本、小学校3,4年の頃に1回読んだきりですが非常に印象
に残りました。
 中学生の頃、たまたま週刊少年ジャンプで同名のマンガ(ひらまつ つとむ作)が
連載されたことがありました。
 当時すでにマンガ雑誌から遠ざかっており、連載中は読まなかったのですが、大
学時代に単行本化されたものを古本屋にて購入。
 核戦争後、生き残った先生や生徒が生きていくというハードな内容です。
 あまり長くは続かなかったようですが、記憶に値する作品だと思います。
 このコミックス、復刊ドットコムで復刊リクエストされています。
   http://www.fukkan.com/vote.php3?no=7640


(エーリッヒ・ケストナー作品への道)
★子ども達を理解し、子ども達を愛したケストナー。
 その作品は、世界中の子ども達から愛されている。
★ベック先生も禁煙先生もケストナー自身である。
 登場する子ども達もみな、ケストナーではないだろうか。


(今回のグルメコーナー)
◇大食いのマチアスはいつも腹をすかして何かを食べている。
 本書の植田敏郎訳では、「おかしのくず」と訳されている。
 確か私が読んだ版では、「パンくず」と訳されていた。
 何だかおいしそうな訳で、どんなものだろうと思いながら読んでいたものです。
 駄菓子みたいなものだろうか。


(ヒトはなぜ文学するのか)
●いつまでも子ども時代の冒険心を忘れないように。
 そして、忘れがちな子どもの心理を理解できるように。
 しかし、悪いことには厳しく叱れるように。



 ということで、今日のつれづれ語りは、ここまでといたします。

 ティールーム(掲示板)にもお越し下さい。
   http://www.startingweb.com/bbs.cgi?job=bbsidx&bbsid=5683



 なぜ学読書調査

 今回から、アンケートを始めます。
 日本人の読書体験を徹底調査!とは大袈裟な。
 クリックアンケートマガジンに掲載されるオープン型の調査ですが、今回は年末
年始のため、クリアンマガジンは発行されません。
 そのため、当メルマガの読者の皆様だけが頼りです。
 どうか投票・コメントお願いします。

 

質問: エーリッヒ・ケストナー『飛ぶ教室』を(完訳・縮約問わず)読んだことありますか。

■ある    4人 (31%)
■ない    9人 (69%)
■その他(コメントお願いします)   0人 (0%)

   開始日:2003年12月28日/ 締切日時:2004年01月05日18時
   ★協力:メールマガジンをおもしろくする《クリックアンケート》

(コメント)

No.1 (2003年12月29日07時47分36秒) お名前:ひろき(H.O.)

   初めて聞いたタイトルです・・・。 ● ない

No.2 (2003年12月29日08時13分47秒) お名前:USO SAKAI

  おおっ、結構投票があると思ったら、クリックアンケートHPトップに掲載されていたのですね。
  投票・コメントありがとうございます。
  メルマガ最新号で、ケストナー『飛ぶ教室』をテーマにしました。
  この物語、映画化されて現在一部の館で上映中だそうです。

No.3 (2003年12月30日05時04分14秒) お名前:ひとし

  「飛ぶ教室」、教室ごと空を飛ぶシュールな話だとずっと思ってましたが、実際には飛ばないんですね。今回初めて知りました…。 ●
 

  クリアンマガジンに掲載されなかったにしては、比較的多くの投票・コメントが頂けました。
  投票・コメントありがとうございます。
  読んだことある方が31%とは、結構多いのではないでしょうか。

  この「なぜ学読書調査」は、クリックアンケートマガジンに公開する「オープン」形式で行います。
   開始第一回のアンケートでしたが、クリアンマガジン年末休刊と重なったため、クリアンマガジン読者のアンケート参加がありません  でした。ただ、クリアンHPのトップの新着アンケートコーナーには掲載されました。



   復刊ドットコムにおいて
   少年少女世界の名作文学 全50巻
   の復刊リクエストが100票を突破しました!

    http://www.fukkan.com/vote.php3?no=9270

 


 最後に……辛口読者の採点コーナー

質問: 今回のメルマガを採点して下さい。講評もお願いします。

■合格やで。    1人 (100%)
■うーん、微妙なところやで。     0人 (0%)
■その他(コメントお願いします)   0人 (0%)

  開始日:2003年12月28日/ 締切日時:2004年01月05日18時
     ★協力:メールマガジンをおもしろくする《クリックアンケート》

 なお、コメントはありませんでした。




  あなたは
     まぐまぐより 89人(+2)
   メルマガ天国より 14人(+1)

 の名作文学について考える少年少女の感性を忘れないヒトのうちの一人です。

 

エーミールと探偵たち エーミールと探偵たち

著者:エーリヒ・ケストナー / 池田香代子
出版社:岩波書店
本体価格:640円

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    (この物語もケストナーの作品です。)

 

点子ちゃんとアントン 点子ちゃんとアントン

著者:エーリヒ・ケストナー / 池田香代子
出版社:岩波書店
本体価格:640円

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    (こちらも有名です。)


ケストナーの「ほらふき男爵」 ケストナーの「ほらふき男爵」

著者:エーリヒ・ケストナー / 池内紀
出版社:筑摩書房
本体価格:950円
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    (こんな作品も。)

 

一杯の珈琲から
著者:エーリヒ・ケストナー / 小松太郎
出版社:東京創元社
本体価格:480円
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    (ミステリーも。)


子どもと子どもの本のために
著者:エーリヒ・ケストナー / 高橋健二
出版社:岩波書店
本体価格:1,000円
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ケストナーナチスに抵抗し続けた作家
著者:クラウス・コルドン / 那須田淳
出版社:偕成社
本体価格:2,800円

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「少年少女 世界の名作文学」読書ノート
                   少年少女世界の名作文学(全50巻) 収録作品一覧
                 少年少女世界の名作(全55巻) 収録作品一覧

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