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「少年少女 世界の名作文学」読書ノート

(バックナンバー2)

 

∞∞∞∞∞∞ 「少年少女 世界の名作文学」読書ノート ∞∞∞∞∞∞∞∞∞
     HP: http://usosakai.cool.ne.jp/mmm.html
バックナンバー: http://usosakai.cool.ne.jp/mmm00.html
       第2号 動物記
                        2003.11.09
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 少年少女世界の名作文学、配本第2回は『動物記』です。
 シートン動物記は、私が子どもの頃、非常にメジャーな存在でした。
 少年少女向けの翻訳は、複数の出版社から出ておりました。
 それも、1冊ものではなく、シリーズ化されておりました。
 学研からは、マンガ化されたシリーズまで出てました。
 それだけ、子ども達の間では、よく読まれた存在だったのです。
 現在はどうなんでしょうか。

 ◇◆◇書誌的事項◇◆◇
『動物記』 アーネスト・トムプソン・シートン 原作

少年少女世界の名作文学(以下名作文学50巻版)15 アメリカ編6
   内山賢次 訳  小山勝清 文  清水勝 絵
 ○おおかみ王ビリー
 ○英雄犬サンタナ
 ○旗尾りす物語
 ○ちび助軍馬
 ○くま王物語

少年少女世界の名作(以下名作55巻版)16 アメリカ編6
   伊勢三郎 文  木村しゅうじ・田中豊美 絵
 ○おおかみ王ロボ
 ○愛犬ハンク

 ◇◆◇ ◇◆◇ ◇◆◇


 上の書誌的事項を見ても、2つの全集は全く違うことが分かります。
 なお、『動物記』というタイトルは、内山賢次がわが国に紹介した時につけた
ものだそうです。
 名作文学50巻版では、この内山訳を子ども向けに直したようです。

 この名作文学50巻版の目録に、特色として、
「翻訳は各専門家の手で厳正に、文章表現は児童文学者の手によってかおり高く
平易に」
というのが挙げられています。
 定評ある翻訳が少年少女向けにどう訳されているか、その辺も興味深いところ
です。

『おおかみ王ロボ』。動物記の中でも最も有名な作品ではないでしょうか。
 私が小学生の頃、親戚のお兄ちゃんがお父さんの仕事の関係でアメリカに引っ
越すことになりました。
 その時に、本をどっさりともらったことがあります。
 その中に、シートン動物記が1冊だけ入っていました。少年少女向きシリーズ
物の第1巻でした。
 その巻のタイトルとなり、冒頭を飾っていたのが『おおかみ王ロボ』でした。
 ほとんどストーリーを忘れてしまっていたのですが、今になって、なぜか懐か
しくなり、今回再読してみることにしたのです。
 名作文学50巻版には収録されていないのですね。

 伊勢訳では、最初の章の見出しが
「カランポーの王さま」
となっております。
 確か、子どもの頃読んだ訳では、
「カランポーの王者」もしくは「カランポーの勇者」
となっていたと思います。

 “カランポー”という響きがアメリカ西部の荒原のイメージと共に印象に残っ
ておりました。
 ロボ―ブランカ―カランポー という単語のみが、記憶に残っていたのです。

 カランポー一帯を治める王者ロボ。ロボの率いる5頭の家来はみな、体がずば
抜けて大きく、ものすごく強かった。
 しかし、ロボに比べると、まだまだ問題にならないくらいだった。
 ロボ一味に一頭だけ白いメスオオカミがいて、ブランカと名付けられていた。
 他に、恐ろしく足の速い黄色いオオカミもいる。

 こういった紹介を読むと、ロボ一味の活躍をもっと知りたくなります。
 他にどんな仲間がいたのでしょう。

 ロボ一味が農場を荒らし回って被害が大きく、莫大な懸賞金がかけられ、各地
からオオカミ狩りの名人が続々とやってきます。
 しかし、頭が良く力も強いロボによって、みな失敗に終わります。
 そしてついにシートン自身がロボとの戦いに乗り出すわけです。

『オオカミ王ロボ』には、作者のシートン自身が登場します。他の『動物記』に
は、作者自身は登場していません。
 作者自身が登場して動物と対決するという点でも、この作品は印象深いものが
あります。

 シートンも毒えさや罠を使ってロボと対決しますが、最初は失敗続きです。
 しかし、動物の習性を考えた罠のかけ方によってブランカを捕らえることに成
功し、ついにはロボに勝利します。
 普段から研究していた動物についての知識の応用です。
 牧場の人や家畜のことを考えると、めでたい勝利なんですが、なぜかかわいそ
うな気もします。

 名作文学50巻版には、『おおかみ王ビリー』という話が収録されています。
 これも、オオカミと人間の対決のお話です。
 知能も社会性もあり、アメリカ西部において食物連鎖の頂点に立っていたオオ
カミが、食物連鎖の頂点の地位を賭けて、後からやって来た人間と戦っていたの
でしょう。

 日本にもオオカミはいたそうですが、現在は絶滅しています。
 確か『ドラえもん』に、山奥でニホンオオカミの家族が生き延びているという
エピソードがありました。


 名作文学50巻版の『くま王物語』は、灰色グマと人間の対決の話です。
 猟師のラン・ケーリャンは、二匹の子グマをジャックとジルと名付けてかわい
がっていましたが、やがて手放し、後に成長したジャックと対決する……という
ものです。

 私が子どもの頃、『クマの子ジャッキー』という連続TVアニメがありました。
「大きなクマになったら……」
と、クマの子ジャッキーの思いを歌う主題歌が印象的で、まだ覚えております。

 母熊ピントーを殺された小グマのジャッキーとジルを、インディアンの子ども
・ランが育てるというものでした。
 主題歌を覚えているくらいなので、何度か見ていたはずですが、その後の展開
については全く記憶にありません。

『くま王物語』がこのアニメの原作なのかと思いますが、人間とクマの子どもの
友情物語だというイメージがありました。
 その後、ジャッキーは成長してラン少年と対決することになったのでしょうか。
 それとも、名作アニメの範疇に留まって、最後まで友情物語で終わっていたの
でしょうか。
 このアニメを検索サイトで検索しても、ほとんど出てきません。
 少し前、衛星放送で再放送されたということだけは分かりました。
 素材的には、子どもと小グマの交流・そしてシートン動物記をアニメ化したと
いう、いいものを持っているので、名作アニメ復権の気運が高い今、再発見して
ほしい作品です。

 灰色グマを扱った作品としては、『灰色グマ ワーブ』とという作品も有名で
す。
 私はこれも、先の『ロボ』とは違う少年少女向けシートン動物記全集で読んだ
ことがあります。
 背中を木に擦り付けて縄張りの印としたり、温泉に入って鉄砲傷を治したり、
猟師に追われて冷たい川に飛び込んだりするシーンが記憶に残っています。


 現在の日本の住環境・学校・職場の周辺からは、自然環境が失われつつありま
す。
 そのような時、シートンの動物記を読むのも、意義あることではないでしょう
か。

 

(完訳版への道)
★ロボ一味の活躍、人間とロボ一味の対決を完訳版で読みたい。
★他にどのような動物のどのようなエピソードが収録されているのか。
★同じ動物を扱った違うエピソードを読み比べたい。
★シートン自身が登場するエピソードは他にあるのか。

(ヒトはなぜ文学するのか)
●普段から動物を観察していたシートンは動物の心理を理解し、利用することで
ロボを捕らえることができた。知ることは活用すること。
●日常生活で自然環境から離れつつある今、自然豊かな中での動物との交流・対
決を描いた『動物記』を読むのも意義あることである。



 ということで、今日のつれづれ語りは、ここまでといたします。
 次回は、11月23日発行の予定です。

 

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