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ヒトはなぜ学問するのか

(バックナンバー 9)

∞∞∞∞∞∞∞∞ ヒトはなぜ学問するのか ∞∞∞∞∞∞∞∞
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   第9号 ヒトはなぜ学問するのか(5)
     〜〜地球上の生命史上初の学問する生命
                        せいめいのれきし〜〜

                                 2004.01.18   
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  まず問題です。

  地質学的に時代を大きく分けると、
 ・先カンブリア代
 ・( 1 )
 ・中生代
 ・( 2 )
  に分けられる。

  また、( 1 )は、カンブリア紀石炭紀二畳紀などに、
  中生代三畳紀、( 3 )、( 4 )などに分けられる。……

  こういった地質学的な大きな年代区分の用語は、そういったテーマの本やテレビ
 などで何度か聞いたことがあります。
  しかし、私は中高大学を通じて習った記憶はありません。
  多分、選択科目だった地学で出てきたのでしょう。
  上の用語について、フリー百科事典ウィキペディア http://ja.wikipedia.org/
 で分かりやすくまとめられています。
  トップページの検索窓で「地質時代」で検索して下さい。


  ●今回の参考図書
    せいめいのれきし
     ―地球上にせいめいがうまれたときからいままでのおはなし

                          バージニア・リー・バートン著
                                  いしいももこ訳
                             岩波書店  1964年12月

せいめいのれきし せいめいのれきし

著者:V・L・バートン / 石井桃子
出版社:岩波書店
本体価格:1,600円

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  今回読みましたのは、大きな絵本であります。
  確かに大型絵本というだけあって形も大きいですが、内容もまたスケールが非常
 に大きい
  太陽が生まれてから現代に至る、地球と生命との一大スペクタクルであります。

  プロローグ  地球ができるまで
   第1幕    古生代
   第2幕    中生代
   第3幕    新生代
   第4幕    現世
   第5幕   このごろのひとびとの生活


  と、目次を見るだけでもわくわくしてきます。
  一番最初のページに、古生物の図鑑という見開きページがあります。
  生物の進化の過程がダイナミックに描かれております。
  巻末の博物館の絵もすごいですね。

  絵本の本文では、右ページに大きくその時代の典型的なシーンが描かれ、左のペ
 ージには簡単な説明文とイラストが収録されております。
  太古の地球も見てきたように生き生きと描写されています。
  想像力が刺激されます。
  現実はどうだったのでしょうか。
  何らかの科学的或いは心理的技術が開発されなければ分からないことですが。

  ところで、カンブリア紀といえば、バージェス動物群アノマロカリスといった
 言葉を連想します。
  数年前NHKが放映した連続講座『生命46億年の旅』で話題になりましたね〜。
  現在の生物にはつながらない不思議な形をした生物達が突然現れ、消えていった
 そうです。
  このNHKの特集は、『ワンダフル・ライフ―バージェス頁岩と生物進化の物語 』
 という書物に基づいて製作されたそうですが、後に
 『カンブリア紀の怪物たち―進化はなぜ大爆発したか』という本が出て、批判をし
 ているそうです。両者とも読んでいないので詳しくは分からないのですが。

 

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ワンダフル・ライフバージェス頁岩と生物進化の物語 ワンダフル・ライフバージェス頁岩と生物進化の物語

著者:スティーヴン・ジェー・グールド / 渡辺政隆
出版社:早川書房
本体価格:940円

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カンブリア紀の怪物たち進化はなぜ大爆発したか カンブリア紀の怪物たち進化はなぜ大爆発したか

著者:サイモン・コンウェイ・モリス
出版社:講談社
本体価格:940円

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  また、『ドラえもん』で、地球を作るキットというエピソードも思い出しました。
  地球を材料から作って観察し、ついでに探険して恐竜に追いかけられるという話
 です。
  他に、火星のコケを進化させて動物に進化させる、というエピソードもありまし
 た。
  こういったエピソード、今でもわくわくします。

  マッド・サイエンティストが宇宙を創造する、というエドモンド・ハミルトン
 『フェッセンデンの宇宙』
も再読したいと思っております。



  太陽の誕生から始まった地球や生命の歴史の物語はどんどん進み、やがて人類が
 誕生し、アメリカ初期の移民の話となり、農業が盛んになり、そして農業を捨てて
 出て行きました。荒れ地となって売りに出された土地。

 「はたけのさかいの石がきや、数本のりんごの木がなかったら、
  まえに、だれか、ひとがすんでいたなどと、
  おもうものはなかったでしょう。」


  売りに出されていた土地を買って家を建てたのが作者のバージニアさんでした。
  そこで仕事をし、子どもを育てて、やがて子ども達は大きくなってひとり立ちし
 ていきます。

  この長い長い地球と生命の歴史の絵本の最後の章、第5章は、バージニアおばあ
 さんの現在に至る最近の1年間の生活を描いております。
  夏に始まり、冬になり、やがて春が廻ってきます。
 「ある春のあさ」「その日の午後」「その日の夜」「あたらしい日の夜あけ」と続
 くラストが静かながらダイナミックで感動的であります。
  理科系の知識の物語を進めていたと思ったら、いつの間にか詩的な物語となって
 感動的にラストを迎えます。
  地球の歴史現在の人々の日常の生活につながっていくという流れ、実にうまい展開であります。

 「さあ、このあとは、あなたがたの
  おはなしです。その主人公は、あなたがたです。
  ぶたいのよういは、できました。時は、いま。場所は、あなたのいるところ。」


 ……と結ばれております。


  ヒトはなぜ学問するのか。

  宇宙が誕生し、太陽や地球が生まれて地球上の生命の進化の結果、人類が生まれ
 た。
  地球上の生命史上、初の学問する生命の誕生である。
  さあ、この後は我々のおはなしであります。

 

ヴァージニア・リー・バートン『ちいさいおうち』の作者の素顔 ヴァージニア・リー・バートン『ちいさいおうち』の作者の素顔

著者:バーバラ・エルマン / 宮城正枝
出版社:岩波書店
本体価格:3,200円

  ↑楽天ブックス   アマゾン書店へはこちらから


  学問について考える掲示板
    ところで、この絵本には、至るところに螺旋が出てきます。
    生命のつながりを表すモチーフとして描かれているのでしょうか。
    その他何でも、ご意見ご感想お待ちしております。
         http://www.startingweb.com/bbs.cgi?job=bbsidx&bbsid=5492


  1日10分の“超聴き”でTOEIC!?
     試験当日まであと1週間!
     HPにてレポート報告します。
       http://usosakai.cool.ne.jp/toeic.html

  私が発行しているもう一つのメルマガ
   「少年少女 世界の名作文学」もよろしくお願いします。
       http://usosakai.cool.ne.jp/mmm.html


 

  (元来、本メルマガの主力シリーズ「本当に役に立つ高校理数」では、難関とされ
  ている「電験3種」の資格試験が高校の理数科目と密接に関係しており、高校の理
  数科目が実際に役に立つことを見ていく予定でありました。

   実を言うと私は現在、ある資格を取得するため、大学の通信制講座で学んでおり
  ます。
   所定の期間で終了できなかったため、半年の期間延長中であり、現在ラストス
  パート中であります。
   そんなこともあり、電験3種の試験勉強ははひとまずお休みしております。
   しばらくはこのメルマガでも電験3種シリーズは始まりませんが、必ずや始めま
  す。しばらくお待ち下さい。)


 

 最後に……辛口読者の採点コーナー

  第8号のアンケートでは、、合格評価を100%頂けました。といっても2人ですが。
  ありがとうございます。少しづつ評価を頂ける様に努力していきます。
 

 質問: 今回のメルマガを採点して下さい。講評もお願いします。

 ■合格であります。   0人 (0%)
 ■うーん、微妙なところであります。   0人 (0%)
 ■不合格であります。   0人 (0%)

    開始日:2004年01月18日/ 締切日時:2004年01月26日18時
 

  以上、今回第9号のアンケートでは、投票・コメントともにありませんでした。

 

     あなたは
    まぐまぐより 129人(+1)
   メルマガ天国より 25人
    パブジーンより 16人

     の学問について考えるヒトのうちの一人です。



 

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